『闇を闇から』第4章 8.ワイヤード(5) 『闇を見る眼』第4章 37 追加。
『村野』での食事を済ませて、送ろうというハルを断って、美並は一人部屋に帰った。
「ふう」
バスン、と両手を広げて仰向きにベッドに倒れ込む。
頭の中で交錯する二つの声。
『それでは人は守れないよ、美並』
なら、どうすればいい?
『……今夜僕のところへ来ない?』
行きたい。恋しい。不安を京介で埋めたい。
けれど、それが別の形での「支配」でしかないなら。
「どう、したら、いい?」
目を閉じて、別れ際のハルに再び問う。
「ふう」
バスン、と両手を広げて仰向きにベッドに倒れ込む。
頭の中で交錯する二つの声。
『それでは人は守れないよ、美並』
なら、どうすればいい?
『……今夜僕のところへ来ない?』
行きたい。恋しい。不安を京介で埋めたい。
けれど、それが別の形での「支配」でしかないなら。
「どう、したら、いい?」
目を閉じて、別れ際のハルに再び問う。
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登録日 2018.06.28 07:43
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