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小説を書いたことはありませんが、下手の横好きでトライしてみることにしました

自縄自縛 榎並雪子の長い一日裏話

初めて書いた小説『自縄自縛 榎並雪子の長い一日』が完結させました。

2万字にいかないような短編ですか、初めての小説ということで、かなり苦労を要しました。

小説を読むことはとても好きですが、所謂名作と呼ばれる作品を読むと、その筆力に唸るばかりで、とても小説を書こうという気持ちになれないものです。

しかし、憧れは憧れとして、いつまでも心に留まり続けてしまい、ぼくにまとわりつくのです。

その衝動は抑えきれず、どうせ一度の人生、書いてみようと、筆を取った次第です。

それは小説の中で緊縛への憧れを抑えられずに踏み出した雪子の姿と重なり、次々訪れる困難を乗り越えたように、ようやく完成させました。

それは、書く内容が予定と全く違ってきてしまったことにも残っています。緊縛をテーマにしようということは決めてましたが、当初は緊縛に興味を持った男女が初めて緊縛を行う中編というものでした。

その中で受け手の女の子が、何故緊縛に興味を持ったのか書く必要がありました。だけど、いざ書き始めると、これが書いても書いても終わりません。

こんなに長くなるなら、いっそ短編にしよう、それに初めての小説なら短編の方がいいらしいぞ、ということで先にこちらを書き上げてしまおうと決意しました。

自縛に失敗してピンチになる女の子が書ければ、ただそれでよかったのです。

しかし普通に脱出して終わったのではオチとして弱い。なので、最後に本物の強盗に襲われて縛られてしまうという展開にしました。

しかも雪子はこれほど経験をしても、緊縛への憧れは潰えません。この時点でかなり無理のあるオチですが、書きかけの中編に繋げるためにはそうするしかないのです。

これだけ世界は広く、多くの人がいます。

きっと雪子のような感情と性癖を持ってしまう女の子がいてもおかしくないでしょう。

拙い文章を読んでいただいた方、本当にありがとうございました。
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登録日 2018.06.17 12:55

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