『ラズーン』第四部 5.ダイン要城(2) (個人サイトでアップ)
地下道の入り口までは、それほどかからなかった。いずれも騎馬に秀でた五人のこと、たいした疲れもなく、ラズーンの外壁近く、小さな森に隠された石造りの門に辿り着く。
「とりあえず、正面から入ってみようと思う」
ヒストから降り、主の気配を敏感に察したのだろう、訝しげに体を揺する愛馬を軽く叩いて宥めてやりながら、ユーノはイルファに続ける。
「でないと、相手がどんな手に出てくるのかわからないし……万が一にも姉さまが別の場所に閉じ込められているとしたら、面倒だ」
「とりあえず、正面から入ってみようと思う」
ヒストから降り、主の気配を敏感に察したのだろう、訝しげに体を揺する愛馬を軽く叩いて宥めてやりながら、ユーノはイルファに続ける。
「でないと、相手がどんな手に出てくるのかわからないし……万が一にも姉さまが別の場所に閉じ込められているとしたら、面倒だ」
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登録日 2018.06.07 07:38
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