『闇を闇から』第4章 4.プシュカ(5) 『闇を見る眼』第4章 15 追加。
その日、仕事を手早く済ませて、美並は真崎が課室に戻ってこないうちに会社を出た。
今朝の甘いキスの後のやりとりを思い出すだけで、胸の中に強くて温かな光が灯る。その光をしっかり抱えて、向かったのは向田署だった。
相変わらず目の前でぴしゃりと扉を閉ざすような威圧感、もちろんまっすぐ入った表の受付に座った女性はにこやかに笑みを浮かべている。
「何か御用でしょうか」
明るく親しみやすい警察、皆様のお力になります、そう言いたげににっこり美並を見上げて微笑んだが、
「有沢さんはおいででしょうか」
用件を切り出すと微かに目元をひきつらせた。
今朝の甘いキスの後のやりとりを思い出すだけで、胸の中に強くて温かな光が灯る。その光をしっかり抱えて、向かったのは向田署だった。
相変わらず目の前でぴしゃりと扉を閉ざすような威圧感、もちろんまっすぐ入った表の受付に座った女性はにこやかに笑みを浮かべている。
「何か御用でしょうか」
明るく親しみやすい警察、皆様のお力になります、そう言いたげににっこり美並を見上げて微笑んだが、
「有沢さんはおいででしょうか」
用件を切り出すと微かに目元をひきつらせた。
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登録日 2018.05.24 07:44
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