『闇を闇から』第3章 11.刑罰(1) 『闇を見る眼』第3章 47 追加。
「美並」
喫茶店に入ったとたん、声をかけられて振り返ると、明が軽く手を振った。
「ごめんね、待たせた?」
「こっちも今来たとこ」
明の前には湯気をたてるコーヒーがある。それを持ち上げて目を細めた相手が、ひく、と小さく鼻をうごめかし、微妙な顔になる。
「あ~……ごめん」
「え?」
「いや、あのさ」
ちょっと声を低めて頭を寄せようとしてくるから、首を傾げつつコートを脱ぎ、耳を傾けると、
「ごめんな、あいつと一緒だったんだろ?」
「っ」
思わず体が揺れて身を引いてしまった。
喫茶店に入ったとたん、声をかけられて振り返ると、明が軽く手を振った。
「ごめんね、待たせた?」
「こっちも今来たとこ」
明の前には湯気をたてるコーヒーがある。それを持ち上げて目を細めた相手が、ひく、と小さく鼻をうごめかし、微妙な顔になる。
「あ~……ごめん」
「え?」
「いや、あのさ」
ちょっと声を低めて頭を寄せようとしてくるから、首を傾げつつコートを脱ぎ、耳を傾けると、
「ごめんな、あいつと一緒だったんだろ?」
「っ」
思わず体が揺れて身を引いてしまった。
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登録日 2018.04.15 09:09
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