『闇を闇から』第三章 8.スタック(3)(4)アップ。『闇から見る眼』第三章 26.27 追加。
「京介」
「何」
「腕を離して下さい」
「……いや」
ふう、と微かに溜め息をついた伊吹が、居心地悪そうにタクシーの席に座り直すのを横目で見て、急いで視線を窓の外で流れる夜景に移した。何か言いたげな運転手はバックミラーから京介を覗き込んだが、一瞬目を合わせて何を読み取ったのか、やれやれとうっとうしそうに視線を外す。
見えてるのかな。
わかってるのかな。
僕の中で暴れてるもの。
ずきずきする下半身を持て余しながら京介は窓の外を眺め続ける。
「何」
「腕を離して下さい」
「……いや」
ふう、と微かに溜め息をついた伊吹が、居心地悪そうにタクシーの席に座り直すのを横目で見て、急いで視線を窓の外で流れる夜景に移した。何か言いたげな運転手はバックミラーから京介を覗き込んだが、一瞬目を合わせて何を読み取ったのか、やれやれとうっとうしそうに視線を外す。
見えてるのかな。
わかってるのかな。
僕の中で暴れてるもの。
ずきずきする下半身を持て余しながら京介は窓の外を眺め続ける。
コメント 0件
登録日 2018.03.25 09:15
0
件
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。