segakiyui

segakiyui

『ラズーン』『これはハッピーエンドにしかならない王道ラブストーリー』連載中。メルマガ『ショートストーリーシリーズ』『指令T.A.K.I』『ドラゴン・イン・ナ・シティ』展開。

『闇を闇から』第三章 7.恋愛(6)アップ。『闇を見る眼』第三章 34 追加。

 ただでさえ不愉快な相手、しかもより不愉快な状況に、なぜ君まで居る。
 そう言いたげに、大石がじろりと一瞬美並に視線を送ってくる。
 いつかの夜、『村野』で席を立って以来の再会、しかも、美並は今真崎に庇われている状態、苦しげな顔になった大石が無理矢理視線を逸らせるように真崎を見た。
「これはどういうことですか、真崎さん」
「見ての通りです」
「というと?」
「僕は兄に呼び出されたんですよ」
「兄? 真崎大輔さんが?」
「ええ。僕が『ニット・キャンパス』に参加したがっていたけれど、締め切りに間に合わなかったと聞いて」
 真崎が穏やかに説明を始めて美並は納得した。
コメント 0
登録日 2018.03.17 21:45

コメントを投稿する

1,000文字以内
この記事に関するコメントは承認制です

ログインするとコメントの投稿ができます。
ログイン  新規ユーザ登録

0

処理中です...

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。