『ラズーン』第三部 10.『氷の双宮』(6) (個人サイトでアップ)。
「『氷の双宮』については…」
席を立ったミダス公が、窓に近寄りながら続けた。
「私達も詳しくは知らないのです」
「どうしてです? あなたはラズーンの四大公でしょう?」
ついさっきまで旺盛な食欲を満たしていたイルファは、今はゆったりと椅子の背にもたれながら、ミダス公に問う。
「確かに、私は、ジーフォ公、アギャン公、セシ公と並ぶ、ラズーン四大公の一人です。しかし、だからと言って、ラズーンの全てを知っているわけではない」
席を立ったミダス公が、窓に近寄りながら続けた。
「私達も詳しくは知らないのです」
「どうしてです? あなたはラズーンの四大公でしょう?」
ついさっきまで旺盛な食欲を満たしていたイルファは、今はゆったりと椅子の背にもたれながら、ミダス公に問う。
「確かに、私は、ジーフォ公、アギャン公、セシ公と並ぶ、ラズーン四大公の一人です。しかし、だからと言って、ラズーンの全てを知っているわけではない」
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登録日 2018.03.07 09:17
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