更新しました。

咲かない桜を更新させていただきました。

 今回の話、刀鍛冶の話をどこまで細かく記述しようか非常に悩んだところでしたが、触りだけでも触れておきたいというのが個人的にはあったので、ある程度、しつこくない範囲で描写させていただきました。

 なので、せっかくの作業ボードなので軽く解説を交えてお話ししようかと思います。面倒な方は話が終わるところで『*』のマークを打っておきますね。


『日本刀の製法について』『水へし』〜『鍛錬』までの軽い説明

 日本刀の製作には、玉鋼という鉄が使われています。玉鋼は、鋼の中でも炭素の量が均一な鉄です。炭素の含まれる鉄は、加熱しなければ曲がらないのでかなり硬い金属ですね。

 そして、玉鋼を熱して叩いて5cm程度の厚さに伸ばし水で急冷します。これが水へしです。それを、小さく砕いていきます。これを小割りと言います。

 そして、小割した玉鋼を硬いものと柔らかいものに分けます。日本刀は、小説の方でも軽く触れたのですが、皮鉄と心鉄を使用します。皮鉄は刀の表面を覆う鉄で、心鉄は刀の芯になる部分です。

 折れず曲がらずよく切れる。というのが日本刀の理念ですから、折れないためには固くなければいけないんですが、曲がらないためには、しなるように柔らかくならなければいけません。

 その両方を兼ね備えるために硬い皮鉄と折れないための心鉄を使用するわけです。

 硬いものを集めて固める作業を積み沸かしといいます。炭と泥を重ねて酸化しないように注意しつつ完全に固まるまで何度も繰り返します。

 皮鉄を作るための鍛錬を行います。叩いて伸ばして、それを二つに折って叩いて伸ばしてを繰り返します。よくアニメとかで見るのはこの工程ですね。

 何度も行う事により層が厚くなり強度が増します。それを繰り返して最終的にはU字型に整えます。これで皮鉄の完成です。

文字数制限あるんだった。

 『*』
 
 今回のストーリーで主人公は何かを感じ取って成長してくれると嬉しいなぁと思いながら書いてます。

 この章ではウチガネがほぼ主人公ですね( 笑 )

 ただ、私はウチガネの人生に少なからず憧れを抱いています。なので皆さんにも今後のウチガネが何を考えて進んでいくのかを見届けていただけたらなと思います。

 次の更新は明日を予定してます。よろしければ、お付き合いください。

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登録日 2018.03.03 15:39

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