『銀幕紙芝居』 『猫たちの時間』6 4.狙(2)
「ふやあ」
「大丈夫? 滝くん」
「ああ…まあ……なんとか…」
芝生の上にひっくり返って百合香にハンカチで煽いでもらっている。必死に逃げたせいで、心臓は潰れそうだわ、肺は灰になるわ、ついでに足はこんにゃくになるわで、もう一歩も動きたくない。
「ごめんね、滝くん。私が変なこと言ったから」
「それだ!」
俺はがばりと身を起こした。びっくりしたように百合香が体を引く。
「大丈夫? 滝くん」
「ああ…まあ……なんとか…」
芝生の上にひっくり返って百合香にハンカチで煽いでもらっている。必死に逃げたせいで、心臓は潰れそうだわ、肺は灰になるわ、ついでに足はこんにゃくになるわで、もう一歩も動きたくない。
「ごめんね、滝くん。私が変なこと言ったから」
「それだ!」
俺はがばりと身を起こした。びっくりしたように百合香が体を引く。
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登録日 2018.02.23 19:18
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