『ラズーン』第三部 9.刺客(6) (個人サイトでアップ)。
昼を告げる音は、花苑の中でおしゃべりに興じていたユーノとリディノの耳にも届いた。
「あら…」
「何だい?」
「食事の合図よ。香木を叩くの。行きましょ、ユーノ」
「ああ…」
頷いて立ち上がろうとしたユーノは、ぎくりと体を強張らせた。再びゆっくりと腰を降ろす。
「どうしたの?」
不審そうにこちらを見下ろすリディノに、何気なく笑ってみせる。
「ちょっと用を思い出した。先に食事を始めててくれる? リディ」
「あら…」
「何だい?」
「食事の合図よ。香木を叩くの。行きましょ、ユーノ」
「ああ…」
頷いて立ち上がろうとしたユーノは、ぎくりと体を強張らせた。再びゆっくりと腰を降ろす。
「どうしたの?」
不審そうにこちらを見下ろすリディノに、何気なく笑ってみせる。
「ちょっと用を思い出した。先に食事を始めててくれる? リディ」
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登録日 2018.02.20 23:09
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