『ラズーン』第三部 8.ミダスの姫君(3) アップ。
「私とアシャには何の関係もありません」
不安そうなリディノを安心させようと思わず強く言い放つ。
「本当? ああ…」
「っ」
ふわりといきなり抱きつかれてぎょっとした。
「よかった! アシャ兄さまが旅に出ていらっしゃる間、それだけが心配だったの」
「へ?」
奇妙な物言いに過熱していた頭が一気に醒める。
(今、なんて)
「私、小さい頃から、アシャ兄さまだけがずっとずっと好きだったの!」
無邪気にユーノを見上げて笑み綻ぶリディノの安堵に、ことばを失った。
不安そうなリディノを安心させようと思わず強く言い放つ。
「本当? ああ…」
「っ」
ふわりといきなり抱きつかれてぎょっとした。
「よかった! アシャ兄さまが旅に出ていらっしゃる間、それだけが心配だったの」
「へ?」
奇妙な物言いに過熱していた頭が一気に醒める。
(今、なんて)
「私、小さい頃から、アシャ兄さまだけがずっとずっと好きだったの!」
無邪気にユーノを見上げて笑み綻ぶリディノの安堵に、ことばを失った。
コメント 0件
登録日 2018.02.10 12:15
0
件
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。