『闇を闇から』第三章 3.虚実(4)アップ。『闇を見る眼』第三章 12 追加。
まるで一瞬、京介が、それも幼くてまだ大輔を信じて甘えていたころの彼が名前を呼んだような気さえした。
ことばが続かなくて凍りついた美並に、明が訝しそうに眉を寄せる。
「姉ちゃん?」
「……真崎、大輔?」
「そう、それ。えーと向田市社会連絡協議会、の青年部部長だっけ? 確かそんな肩書きついてた」
そんなことは、聞いていない。
真崎は一言も話してくれていない。
「結構強引な人らしいです」
七海がそっと呟いた。
「『ニット・キャンパス』に参加したいってお友達が居たんですけど、参加団体が多くなりすぎるって締め切りを早めて締め出されたって、ぼやいてたから」
「でも…」
「でも?」
真崎は、桜木通販が参加できるようになった、と言っていなかったか?
ことばが続かなくて凍りついた美並に、明が訝しそうに眉を寄せる。
「姉ちゃん?」
「……真崎、大輔?」
「そう、それ。えーと向田市社会連絡協議会、の青年部部長だっけ? 確かそんな肩書きついてた」
そんなことは、聞いていない。
真崎は一言も話してくれていない。
「結構強引な人らしいです」
七海がそっと呟いた。
「『ニット・キャンパス』に参加したいってお友達が居たんですけど、参加団体が多くなりすぎるって締め切りを早めて締め出されたって、ぼやいてたから」
「でも…」
「でも?」
真崎は、桜木通販が参加できるようになった、と言っていなかったか?
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登録日 2018.02.08 09:10
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