『闇を闇から』第三章 3.虚実(2)アップ。『闇を見る眼』第三章 10 追加。
「…すみ、ません…」
七海が聞こえなくなるほどの声で謝って、美並は胸の中で明に謝る。
ごめん。
『見えちゃう』姉なんて困っちゃうよね。
「色は白とピンクと水色。俺はピンクが可愛いって言うのに、七海がきかないんだ」
「だって……そんな可愛いって歳でもないし」
「俺の感覚にケチつける気?」
「そんな……明さんのいじわる」
「七海にだけいじわるしたくなるんだよ、どうしてだろう?」
「…知らない」
甘いやりとりにほっとして、美並は少し空を見上げる。
七海が聞こえなくなるほどの声で謝って、美並は胸の中で明に謝る。
ごめん。
『見えちゃう』姉なんて困っちゃうよね。
「色は白とピンクと水色。俺はピンクが可愛いって言うのに、七海がきかないんだ」
「だって……そんな可愛いって歳でもないし」
「俺の感覚にケチつける気?」
「そんな……明さんのいじわる」
「七海にだけいじわるしたくなるんだよ、どうしてだろう?」
「…知らない」
甘いやりとりにほっとして、美並は少し空を見上げる。
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登録日 2018.02.06 13:33
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