『闇を闇から』第二章 8.カード・スピーク(3)アップ。『闇から見る眼』第二章 34 追加。
仕事をさくさく終わらせて、京介が急いでマンションに戻ってくると、エントランスから伊吹が慌てた様子で出て行こうとするのに出くわした。
「伊吹さんっ」
何、どこ行くの?
尋ねるのと同時に前を遮ってしまった京介に、ぎょっとした顔で伊吹が竦む。
「ごめんなさい」
「はい?」
いきなりここで終わり?
ぞっとして顔を引きつらせると、伊吹が半端に笑った。
「お揚げ、買うの忘れてました」
「あ、ああ」
「伊吹さんっ」
何、どこ行くの?
尋ねるのと同時に前を遮ってしまった京介に、ぎょっとした顔で伊吹が竦む。
「ごめんなさい」
「はい?」
いきなりここで終わり?
ぞっとして顔を引きつらせると、伊吹が半端に笑った。
「お揚げ、買うの忘れてました」
「あ、ああ」
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登録日 2017.12.09 13:09
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