『闇を闇から』第二章 5.上司と部下(9)アップ。『闇を見る眼』第二章 25 追加。
「あんなこと言っちゃって」
鳴海工業から戻る電車の中で、また美並の肩を借りて目を閉じている真崎に思わずぼやいた。
「大丈夫なんですか」
何か策を持ってるんですか。
「ん? いや、まだ全然」
ぼんやりとした声で真崎が応じる。
「全然?」
「うん、全然」
「なのに、あんなこと約束したんですか」
鳴海さん、きっと期待しましたよ。
思わず責める口調になったのに、真崎が目を閉じたまま微笑する。
「大丈夫だよ」
「何が」
「僕は真崎京介だし」
「理由になってませんけど」
「期待を裏切ったことはないから」
「……凄い自信ですね」
「単なる事実」
鳴海工業から戻る電車の中で、また美並の肩を借りて目を閉じている真崎に思わずぼやいた。
「大丈夫なんですか」
何か策を持ってるんですか。
「ん? いや、まだ全然」
ぼんやりとした声で真崎が応じる。
「全然?」
「うん、全然」
「なのに、あんなこと約束したんですか」
鳴海さん、きっと期待しましたよ。
思わず責める口調になったのに、真崎が目を閉じたまま微笑する。
「大丈夫だよ」
「何が」
「僕は真崎京介だし」
「理由になってませんけど」
「期待を裏切ったことはないから」
「……凄い自信ですね」
「単なる事実」
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登録日 2017.11.12 10:34
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