segakiyui

segakiyui

『ラズーン』『これはハッピーエンドにしかならない王道ラブストーリー』連載中。メルマガ『ショートストーリーシリーズ』『指令T.A.K.I』『ドラゴン・イン・ナ・シティ』展開。

『闇を闇から』第二章 5.上司と部下(9)アップ。『闇を見る眼』第二章 25 追加。

「あんなこと言っちゃって」
 鳴海工業から戻る電車の中で、また美並の肩を借りて目を閉じている真崎に思わずぼやいた。
「大丈夫なんですか」
 何か策を持ってるんですか。
「ん? いや、まだ全然」
 ぼんやりとした声で真崎が応じる。
「全然?」
「うん、全然」
「なのに、あんなこと約束したんですか」
 鳴海さん、きっと期待しましたよ。
 思わず責める口調になったのに、真崎が目を閉じたまま微笑する。
「大丈夫だよ」
「何が」
「僕は真崎京介だし」
「理由になってませんけど」
「期待を裏切ったことはないから」
「……凄い自信ですね」
「単なる事実」
コメント 0
登録日 2017.11.12 10:34

コメントを投稿する

1,000文字以内
この記事に関するコメントは承認制です

ログインするとコメントの投稿ができます。
ログイン  新規ユーザ登録

0

処理中です...

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。