いつも小説をお読み下さり、ありがとうございます！　不来方(こずかた)しいです。

遅くなりましたが、『パブリックスクール─薔薇の階級と精の儀式─』完結しました。最後までお読み下さった方々、本当に心からありがとうございます！

「リチャードの年齢はいくつ？」と質問を頂きました。年齢はだいたいですが、30代前半を想像して頂けたらと思います。ですので、クリスやクリスの母に負い目が生まれたのは、かなり若い未成年のときの出来事だったわけですね。それからずっとクリスを……って感じです。

次回作のBL小説ですが『Ｋの因縁とゼロの衝動(仮)』です。タイトルはどうしようかまだ考え中です。学生寮の話なので、学生寮だとわかるタイトルにしたい気持ちもあって。今、流行りのざまあ系というわけではないですが、因果は巡り巡ってしまうものだという話になります。

島出身の倉本彼方と、観光のようなもので滞在することになった夏川零。中学二年生のふたりは、たった数日過ごしただけなのに惹かれ合う。
大学生になったふたりは学生寮で再び出会い、あまりに変わってしまった彼方は恥ずかしくて零と話せないでいる。でも零は島で別れた後の彼方がどんな目に遭ってきたのか知っているようで──こんな感じの話です。因果が巡るのは彼方と零ではなく、島で彼方に酷い扱いをした人です。

こんな感じで学生寮や大学での話になります。暗い話にならないように、心がけています。彼方の成長を見守ってくれたら嬉しいです。