『闇を闇から』第二章 5.上司と部下(3)アップ。『闇を見る眼』第二章 19 追加。
次はここだよ、と示されたのはメインストリートを占める大都市で有名な店並び、その通りをゆっくりと散歩するように歩いていく。
「ここも同じように注意してて?」
「誰が、どんな目で見ているか、ですか?」
「そう」
真崎は楽しそうに歩いていく。隣で周囲を見ながら歩く美並が少し遅れ気味になると、ひょい、と頭を揺らせて振り返り、にこやかに歩道の中央で立って待っている。
あんな癖あったっけ? いや、そんなところで待っていてくれなくても。
そう言いかけた美並ははっとした。
違う。真崎にあんな癖はない。
「ここも同じように注意してて?」
「誰が、どんな目で見ているか、ですか?」
「そう」
真崎は楽しそうに歩いていく。隣で周囲を見ながら歩く美並が少し遅れ気味になると、ひょい、と頭を揺らせて振り返り、にこやかに歩道の中央で立って待っている。
あんな癖あったっけ? いや、そんなところで待っていてくれなくても。
そう言いかけた美並ははっとした。
違う。真崎にあんな癖はない。
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登録日 2017.11.06 10:33
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