『闇を闇から』第二章 3.京介(1)アップ。『闇を見る眼』第二章 10 追加。
真崎のマンションの入口で、会社へ電話を入れたが、既に真崎は出てしまっているようで誰も出ない。家に電話しても誰もでない。
「んー、無視しているか、それとも途中か」
大石が言ったことがどこまで本当かはわからないが、もしあの通りだとしたら、連れ去ってくれと言いながら真崎はひどく傷ついたはずだ。明日は休みだけど、おそらくそれを見込んで準備していただろうカフェプリンを考えても、美並から電話があったならば、全く無視することなど、まずないのではないか。
「ん、待とう」
どうせカフェプリンを渡さなくてはならないし、美並には鍵がない。
待ちぼうけして朝が来るなら、それはそれで。
ぎゅ、と唇を引き締めて夜空を見上げた。
「んー、無視しているか、それとも途中か」
大石が言ったことがどこまで本当かはわからないが、もしあの通りだとしたら、連れ去ってくれと言いながら真崎はひどく傷ついたはずだ。明日は休みだけど、おそらくそれを見込んで準備していただろうカフェプリンを考えても、美並から電話があったならば、全く無視することなど、まずないのではないか。
「ん、待とう」
どうせカフェプリンを渡さなくてはならないし、美並には鍵がない。
待ちぼうけして朝が来るなら、それはそれで。
ぎゅ、と唇を引き締めて夜空を見上げた。
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登録日 2017.10.23 13:24
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