登場人物
中臣鎌子（なかとみ かまこ）……中臣鎌足。藤原氏の始祖。王族の祭祀を司る中臣連を出自とする
葛城王（かつらぎおう）……中大兄皇子。のちの天智天皇

―― 第一章 （西暦640年～641年）――
舒明天皇（じょめいてんのう）……葛城王の父
宝皇女（たからのおうじょ）……舒明天皇の皇后、葛城王の母。後の皇極（斉明）天皇
南淵請安（みなみぶち せいあん）……推古天皇の遣隋使、のちに遣唐使。渡来系氏族の学者
高向玄理（たかむこう げんり）……遣唐使。学者

―― 第二章 （西暦642年～645年）――
皇極天皇（こうぎょくてんのう）……葛城王と大海人皇子の母
大海人皇子（おおあまのおうじ）……葛城王の弟
古人大兄王（ふるひとおおえのおう）……舒明天皇の子、葛城王の異母兄
軽皇子（かるのみこ）……皇極天皇の弟、葛城王の叔父、のちの孝徳天皇
山背大兄王（やませおおえのおう）……皇位継承権をもつ王族。厩戸王の後を継ぐ上宮王家の主
中臣御食子（なかとみ みけこ）……鎌子の父。倭朝廷の神祇官
阿倍内麻呂（あべ うちまろ）……倭朝廷の臣
蘇我入鹿（そが いるか）……倭朝廷の大臣
蘇我蝦夷（そが えみし）……入鹿の父
蘇我石川麻呂（そが いしかわまろ）……入鹿の従兄
佐伯子麻呂（さえき こまろ）……飛鳥宮の衛士
稚犬養網田（わかいぬかい あみた）……飛鳥宮の衛士
翹岐（ぎょうき）……百済・義慈王の息子
僧旻（そうみん）……遣唐使。僧侶