前田 芍葉

前田 芍葉

マエダ シャクヨウと申します。素人ではありますが、趣味で物語を書くのが好きです。 これからどんどん更新していきたいと思います。よろしくお願いします。

「月が沈みまでは」あとがき

この度は、このような素人の小説を読んで頂きありがとうございます。
 まだ連載途中ですが、話の内容がわかりにくい人の為、または自分のこの作品の思いを書かせていただきました。
 この小説の物語にはモデルがいます。
 ある5名のゲイの恋愛模様を取材し、ある程度事実に基づいて書き、よりリアルなゲイの日常を書きたいと思います。
 最初はただの官能的な非日常のBL、ハッピーエンドな恋愛小説を書こうと思いましたが、私は「いや、違う」本当の恋愛はもっと複雑で、誰かを好きになる事はそんな容易い物ではない、その人を想う事は、かなりのエネルギーを消耗し、自分の身を削ってでも、その人を感じたい。
 LGBTの恋愛模様も男女の恋と変わらないが、しかし微妙に違う、男同士であるがゆえに本能に従い、心と体はまったく別な物だからこそ、お互いに傷つけ、傷つけられて、恋に苦しむものということ。人はみんな孤独に弱い生き物と考えています。
 作品のタイトル名の由来は、主人公が都合の良い関係ゆえ、夜にしか想う人に逢えない、月が沈み、太陽が昇る頃には離れ離れになることを嘆き悲しむ様子から思いつきました。
 章のタイトル名は、私の尊敬する人で、1000年前から読み継がれている作品を生み出した、あの偉大なる紫式部先生の作品、源氏物語の章の雅やかな表現を真似させて頂きました。
 紫式部もとても人間くさい所があり、彼女の作品の源氏物語や紫式部日記もかなり人間身のあるストーリーでとても興味深く、かなりリアルな人間模様の作品だと思います。
 章のタイトルの一つ「あかるい花園」は新宿ゴールデン街の通りからとりました。
 この章の内容も主人公のモデルの人から聞き出した物も含め、私自身の記憶の思いでを融合させ創作させて頂きました。
 素直に言いば、燃えあがる恋をしてる時、お互いに信用しあえる関係なんて無謀な事だと思います。
 それでも人を恋してしまい、自分の心に蓋をし、やがて壊れてしまい、自暴自棄、お互い傷つけあい、時には自分が相手に残酷な事をしてしまったっていう人に読んで頂けたら嬉しいです。
 

 
 
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登録日 2024.09.03 17:54

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