せいいち

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小説投稿初心者です。鎮まれいぼ痔。 これから小説家になろうにも同じものを投稿する予定です。 https://mypage.syosetu.com/2778978/

『吸血鬼狩人、宿敵と同居する』40話更新と、吸血鬼のしもべ

今日のお話は吸血鬼の信奉者が海を渡ってやってくる話でした。『過去はバラバラにしてもミミズのように這い出てくる』、まさしくそんな感じの話でした。

今回初登場の吸血鬼の信奉者、信者の男とか呼ばれております。表記ブレに何らかの意図は全くございません。ご容赦ください。
吸血鬼は一年ほど前から、自身を偶像としたある宗教組織にいました。一日に一人か二人、不治の病というものすら癒すという名目で、吸血鬼として生まれ変わらせていました。信者はそれなりの人数がいたようです。悠々自適に暮らしていたようですが、自由はあまり無かったようです。
吸血鬼が出奔してからの組織は、自然解体に近い形で、おおむね三つの集団に分裂しました。組織の運営をしていた人間は金を持って逃げ、多額の金と引き換えに病を治してもらう予定だった人間はそれを追い、吸血鬼となり今更昼の中で暮らせない者たちは自らの主人である吸血鬼を追うことにしました。
仲間の殆どが吸血鬼狩人や太陽の光に斃れる中、やっと日本に辿り着いた彼らは、なんとか吸血鬼を見つけようと奮闘する中、慣れぬ行動で一人また一人と斃れていきます。
唯一生き残った彼がようやく見つけた吸血鬼は、だらけきっていました。
ただ一人残った彼はただ一途に自らの病を癒した吸血鬼を信じていただけでした。名前すら決めていません。一時期のプロットには同居案すらあったのに。
シャンジュ様は今回まったくだらけきっております。可愛いですね。本当に書いていて楽しいキャラクターです。
この辺りの時期の話は毎度毎度理人くんがヤバいなと思いながら書いていました。ええい、まともな理人くんはいないのか。いません。宿敵と行動を共にしているため、彼は生来の善性を発揮できず、常にバグり散らかしています。これはひとえに作者の描写不足が原因であります。本当に申し訳ない。
しかし今回は「吸血鬼からみた死の恐怖」をテーマに書いたと思うので、吸血鬼狩人である理人くんはひたすら恐ろしく描かれなければいけません。必然性のある恐怖です。筆も乗ります。

私が書いていて楽しいものだけで構成されている今作。次回もお楽しみに。
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登録日 2024.08.18 22:03

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