結婚式場で働くロボットの話を書きたくてねじ込んだ回です。書きたいことが先行してとっ散らかった回です。でも楽しかった！　そういうわけで読む人のことを考えない話が全編において続きます。

今回は新しい登場人物が二人出てきました。
一人目はミカジロ。結婚式の主役です。複雑なパーソナリティを持ったキャラクターです。案の定全ては語られませんが、五歳の頃の理人を知り未だに連絡先を知る唯一の人物で、後半にも登場する重要人物です。
時折漏れるござる口調は、理人の義父らとチームを組んだときの出来事が原因です。
「君……もしや忍者か」「……そうでござる！」
ミカジロは初対面の男に非常になついておりました。そういうやり取りがあり、現在まで時折ござる口調が混ざるようになりました。もとは全てにおいてござる口調で喋らせるつもりでした。
二人目は角目赤彦の妹、赤姫です。工学部の大学生で、ゼミの活動の一環で貸し出している祝福用ロボをとても気に入っており、よりロボと接するために結婚式場でアルバイトもしています。喫茶店に勤める魚継克海とは同じ部活に所属している友人同士。好きなロボットアニメは『装甲騎兵ボトムズ』。兄とそっくりの、ごく普通の女子です。

次回は結婚式の本番。今回に負けず劣らず何がしたかったのかわからなくなってしまった回ですが、書いていて楽しかったです。お楽しみに！