今回は二話更新でお送りいたしました。朝に更新された話は朝にしたい話だったこと、夜に更新された方があまりに短かったことが主な原因です。今後はたぶんこういうことは無いと思います。

そういえば前回、吸血鬼の名前が決まりましたね。最重要事項なのにすっかり忘れていた。
吸血鬼は「シャンジュ」という名前が決まってから、知り合って連絡がとれる全員に名前を自慢しました。LINEの名前も変えました。はしゃいでいます。
『【祝】名前が決まりました。「シャンジュ」です。理人くんにやっと付けてもらいました。かっこいいでしょ』
という具合に。理人くんはしばらくは秘密にしたがったらしいですが。ワロタ。

さて前回の続き、理人くんの生い立ちについて。
役所で手続きを終えた帰りに寄ったショッピングモールで、理人くんは人買いに攫われます(設定が強引だね)。
その後一年半ほどあちらこちらを転々とした後、現在のスポンサー(出資者、今後はもっぱら錬金術士と呼ばれる)に買われ、日本に戻って来ることになります。ルチエも一年ほどかけて理人の所在を探しますが、再び会えたのは日本に来てから、久々に会った義弟は人間不信をこじらせておりました。おわり。
出資者である錬金術士のとりなしもあり、なんとか連絡先は交換しましたが、この情報化社会の中兄弟揃って連絡不精のため、あまり積極的に電話やメールなどすることは無いようです。

次回からは五月。話数の頻度がぐっと落ちます。それだけ吸血鬼も三〇六号室に馴染んできたということ。でも日常系は馴染んでからが本番でしょうが。
明日は理人くんを引き取ったスポンサー(まだ錬金術士とは呼ばれない)も登場人物します。ご期待ください。