笹井ひなか

笹井ひなか

私達を処刑しても無駄ですよ3

「お兄様、私達の弟妹がいるそうですわ」

「弟妹?まさか…」

「えぇ、そのまさか。見に行かれます?」

お兄様はしばらく考えてから頷くと準備を始めた。お父様達のところにはリルを使わないと行けない上に少々大変なのだ。

お父様がいるのは神の国。絶対に人間が入ってはいけない。お父様は完全なる神となり不老不死となったが私達はそうではない。お母様が神に出来たのは一人だけ。ならば父を選ぶのは当然だろう。それほど愛しあっていた。

「我々は用ができたのでしばらく留守にします。お帰りいただけますか?」

「ちょっと待ってくれ!君達に聞きたいことがたくさんあるんだ」

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登録日 2024.06.26 08:25

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