ivi

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はじめまして。iviと申します。「ぼくらの森」というファンタジー小説を投稿しております。拙い文章ではございますが、今後も精進して参りますので何卒よろしくお願い申し上げます。

第104話 投稿いたしました。

こんばんは、iviです。
第104話 子守唄 を投稿いたしました。

小瓶のコルクを開けたまま、
セロは眠り薬を飲むことを躊躇っていました。

もし、ディノが死んでしまったら……。
もし、僕が眠り薬の代償に耐えられなかったら。

セロが弱気になっていたそのとき。

ディノが小瓶を握るセロの手を
鼻先で小突きます。

「だめだ、ディノ。君が飲んではいけないんだ。」

ディノにだけは飲ませたくない。
ディノは何も悪いことをしていない。

僕の身勝手をディノに押し付けるなんて

――そんなの、ただの甘えだ。

決意を固めたセロはディノに別れを告げて
小瓶の中身を一気に飲み干します。

瞬間。

彼の身体を激痛が襲い
底なしの眠気が意識を奪おうとします

眠り薬の代償に苦しんでいた、そのとき。

セロの耳に、懐かしい子守唄が響きました。
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登録日 2024.06.20 21:20

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