『彼岸の光景』7(最終話) アップ。
現実には何一つ変わったことが起きなかったその夜、私は久しぶりに曾祖母の夢を見た。
夢の中で、私は大学受験のころに戻り、曾祖母はいつもの部屋で臥せっている。もうぼつぼつ臨終間近で、私も曾祖母もそれを知っていて、互いの呼吸を測るようにじっとそのときを待っている。
やがて、曾祖母が私を呼び止める。私はわけのわからぬ顔をして曾祖母の枕元にしゃがみこむ。しっかり正座しなかったのはなぜだろう。夢を外から見ている私はそう考え首をひねっている。
夢の中で、私は大学受験のころに戻り、曾祖母はいつもの部屋で臥せっている。もうぼつぼつ臨終間近で、私も曾祖母もそれを知っていて、互いの呼吸を測るようにじっとそのときを待っている。
やがて、曾祖母が私を呼び止める。私はわけのわからぬ顔をして曾祖母の枕元にしゃがみこむ。しっかり正座しなかったのはなぜだろう。夢を外から見ている私はそう考え首をひねっている。
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登録日 2017.09.22 20:18
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