『闇を闇から』10.砕かれたガラス(1)アップ。『闇を見る眼』29追加。
「僕」
ごくん、と真崎は唾を呑み込んだ。眼鏡の奥の瞳が不安に揺れている。
「僕は」
電話が唐突に鳴って、美並が手を伸ばす前に石塚が取り上げた。
「はい、桜木通販流通管理課、石塚でございます……あ、はい、いらっしゃいますが」
石塚の丁寧な応対におや、と思う。案の定、受話器を少し離しながら、
「課長」
「はい」
「真崎恵子さまからお電話ですが」
ごくん、と真崎は唾を呑み込んだ。眼鏡の奥の瞳が不安に揺れている。
「僕は」
電話が唐突に鳴って、美並が手を伸ばす前に石塚が取り上げた。
「はい、桜木通販流通管理課、石塚でございます……あ、はい、いらっしゃいますが」
石塚の丁寧な応対におや、と思う。案の定、受話器を少し離しながら、
「課長」
「はい」
「真崎恵子さまからお電話ですが」
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登録日 2017.09.12 08:31
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