『闇を闇から』7.マジシャンズ・チョイス(5)アップ。
近付いてくる唇を拒めなかった。
伸び上がって吸いついてくるべったり濡れたそれは強い化粧品の匂いがして、押し倒されてのしかかられて、ぼんやり見上げていたら繰り返し吸いつかれた。
「京ちゃん」
「……すみません、義姉さん」
うっとりした顔で呼びかけてきた恵子にまっすぐ天井を向いたまま、京介は呟いた。
「なぁに」
柔らかで熱をもった膨らみが胸に載っている。なのに、温かいとも感じられずに、ただただ重いと思った。
「吐きそうなんです」
伸び上がって吸いついてくるべったり濡れたそれは強い化粧品の匂いがして、押し倒されてのしかかられて、ぼんやり見上げていたら繰り返し吸いつかれた。
「京ちゃん」
「……すみません、義姉さん」
うっとりした顔で呼びかけてきた恵子にまっすぐ天井を向いたまま、京介は呟いた。
「なぁに」
柔らかで熱をもった膨らみが胸に載っている。なのに、温かいとも感じられずに、ただただ重いと思った。
「吐きそうなんです」
コメント 0件
登録日 2017.08.20 21:43
0
件
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。