「僕のこの恋は何色？」は私小説です。一人の人間としての自分を振り返り、表現したかったのです。
　そして僕のセクシャリティーはゲイであり、人生を描く時に同性愛は外せないので、本来ならカテゴリを「ＢＬ」とすべきなのかも知れません。
　けれども「ＢＬ」と称する作品群を見渡すと、どうしても違和感しか覚えません。なんせ僕は異世界へなど転生していないし、オメガでもなければ獣人でもありません。公爵家とも無縁だし魔力もありません。
　あまりの違和感と場違いに辟易としてしまいますが、こちらでは「現代文学」として投稿させていただいてほっとしています。
「ＢＬ」は女性が描く女性の為のエンタメとしては理解していますが、僕はあの独特なハード・ポルノは書きたくありません。あの過激な性描写は当事者としてとても恥ずかしいです。両性具有とか男子懐妊などの特殊設定も無理です。
「こいつはなぜ現代文学にいるんだ？」と怪訝に思う方もいるでしょうが、ご理解頂ければ嬉しいです。
──もうひとつ。僕の人生と関係の無い全くの創作については、こだわり無く「ＢＬ」のカテゴリに投稿させて頂きます。
　よろしくお願いします。