segakiyui

segakiyui

『ラズーン』『これはハッピーエンドにしかならない王道ラブストーリー』連載中。メルマガ『ショートストーリーシリーズ』『指令T.A.K.I』『ドラゴン・イン・ナ・シティ』展開。

『ラズーン』第二部 6.『風の申し子』(7)(個人サイトでアップ)

「一体どうして、こんな夜更けに?」
 知らせを聞き、それでも周囲を慮ってユーノの部屋に集まった顔の中、真っ先に問い正したのはメーネだった。
「まさか、あなたがラズーン支配下(ロダ)にいるとは思わなかった……とんでもない失態だ」
 『風の申し子』は難しい顔で呟き、眩そうにアシャを見た。相手が浮かべた複雑な微笑にすぐに目を逸らせ、メーネ、イルファ、ユーノと視線を移して、再びメーネを見つめ、深く頭を下げる。
「申し訳ありません、お許し下さい、姫。お話しできない私の役目があるのです」
コメント 0
登録日 2017.08.14 23:21

コメントを投稿する

1,000文字以内
この記事に関するコメントは承認制です

ログインするとコメントの投稿ができます。
ログイン  新規ユーザ登録

0

処理中です...

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。