『闇を闇から』6.月の下(2)アップ。
きっと、恵子と真崎はずっと昔からのなじみなのだ。
石の文字が二人の時間を語るなら、まともに読めないような文字を書くころから一緒に居たことになる。
恵子が飼っていた動物が死ぬと、二人してここへ埋めに来たのだろう。穴を掘り、遺体を納め、土をかけ、石を置き、名前を書いて埋葬した。
二人でその前で手を合わせ、失った大切な命を愛しんだ。
時にはこんな夜に、大人の目を潜ってこっそり抜け出したこともあったのだろう。
石の文字が二人の時間を語るなら、まともに読めないような文字を書くころから一緒に居たことになる。
恵子が飼っていた動物が死ぬと、二人してここへ埋めに来たのだろう。穴を掘り、遺体を納め、土をかけ、石を置き、名前を書いて埋葬した。
二人でその前で手を合わせ、失った大切な命を愛しんだ。
時にはこんな夜に、大人の目を潜ってこっそり抜け出したこともあったのだろう。
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登録日 2017.08.10 22:20
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