エミリアの叔父はエンリコがベアトリーチェを誑かしたと言っていましたが、実際にはエンリコに一目惚れしたベアトリーチェが、無理やりフランチェスカまでついてきました。
そのあたり、エミリアも血を受け継いでますね。

ケルティーナに建国時の内乱の詳細が伝わっているのは、アウグスト一世（妹）の仲間にケルティーナ人がいて、アウグスト一世（妹）の指示のもと、内乱に敗れた人間たちを連れてケルティーナに戻ったからです。
アウグスト一世（妹）は、己の罪を消したくなかったんですね。

こういう、表に出てこない話を考えるのは大好きです。
タイトルをフランチェスカ「異聞」にしたのも、正史ではない話、という意味を込めたかったからです。
おそらく、後世にはサミュエルたちの奮闘は正しく伝わらないでしょう。
ですが、フランチェスカに生きるものたちの間には、語り継がれていくと思います。

さて、明日はいよいよ本編最終話ですね。
風呂敷は畳みまくった（つもりな）ので、エピローグ的な位置付けの話になります。
いつも通り21時10分過ぎに更新いたします。

最後まで、何卒よろしくお願いいたします！