菜花

菜花

書いたり読んだりするのが好きな社会人。

さよなら、初恋 没話

凄く今更だけどさよなら、初恋の没話を少しだけ。
胡桃がソフィアと神殿に残るか王宮に行くかについて話し合ってる辺りです。

胡桃「そういえばソフィアって、私がミゲル様かマルシオ様と恋人になるかもしれないことについては文句ないの? そのへん一番思うところあるかと思ってた」
ソフィア「そりゃああの二人については文句は沢山あるんですけど、巷で流行りの創作見たら有りかなって思えてしまって」
胡桃「……何か嫌な予感するんだけど、その創作って……」
ソフィア「ぼかしてはあるんですけど、明らかにミゲル様とマルシオ様、そして胡桃様がモデルなんですよね。作者がそれぞれの推し×聖女の小説を書いて冊子にまとめてるんです。これ今結構流行ってるみたいで」
胡桃「(元の世界ですごく覚えがある)」
ソフィア「あ、でもゲイリーとルミとかルシアンとミルクとかちゃんと元ネタからぼかして分からないようにはなってますよ。元ネタまんまだったら不敬になりますからね。これが評判の話とか見ると物凄く感情移入してしまって……あ、胡桃様も読みます?」
胡桃「公式に二次創作見せるな!公式に二次創作見せるな!」
ソフィア「!?」
胡桃「ご、ごめんなさい。元の世界でそういう嫌がらせをした悪質ファンがいたのを思い出して発作が。とにかく私はいい。隠れて楽しんでるぶんには何も言わない」

モブ女子1「今代の聖女様ってすっごく悲劇的な環境なんですって」
モブ女子2「可哀想って萌えるよね」
モブ女子3「無理かもしれないけど大神官様とよりを戻してもらいたい!光源氏っぽくて萌え!」
モブ女子4「えー私は断然王太子様!一度は離れても結局元に戻るとか運命じゃん!」
モブ女子5「この溢れるパッションをどうしたら……そうか!書いちゃえばいいんだ!」

細かく書いてると話が横にそれるので没。

なおこの話ではミゲルルートはありません。なんなら振られるために生み出したようなキャラだし……。
今思うときっちり悪女ルートまで書いた冷遇聖女が例外だったなあ。
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登録日 2023.06.17 18:59

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