【シャドウバン】第四章はマルクスの資本論フェティシズムへ。
第四章からの裏テーマは、マルクスが資本論で論じたフェティシズムへの私なりのアプローチです。具体的には『蛸蜘蛛桜屋敷の攻防 #13 きょうてえ 付喪神』で語られる"所長"の蘊蓄知識が導入点になっています。
引用【カール・マルクスは錯誤意識と疎外の2概念を用いて商品世界の魅力を分析しました。これは彼の主著『資本論』の第1部に収められている「物神崇拝」の箇所で論理的に説明されています。
マルクスによれば消費財の消費は疑似満足を与えます。階級意識が欠如している場合に労働者は労働生産物に秘密の価値を与えます。その価値によってすべての労働生産物は解読可能な社会的象徴に変換されます。
つまり、特定の消費を目的とした生産物に社会的な象徴性が備わって、本来の消費とは違う用途や消費が発生する訳です。
たとえばブーツは履く物ですが、頬擦りする物やキスする物にもなるわけです。消費目的のズレという点でこれは消費者フェティシズムといえます。】
引用【カール・マルクスは錯誤意識と疎外の2概念を用いて商品世界の魅力を分析しました。これは彼の主著『資本論』の第1部に収められている「物神崇拝」の箇所で論理的に説明されています。
マルクスによれば消費財の消費は疑似満足を与えます。階級意識が欠如している場合に労働者は労働生産物に秘密の価値を与えます。その価値によってすべての労働生産物は解読可能な社会的象徴に変換されます。
つまり、特定の消費を目的とした生産物に社会的な象徴性が備わって、本来の消費とは違う用途や消費が発生する訳です。
たとえばブーツは履く物ですが、頬擦りする物やキスする物にもなるわけです。消費目的のズレという点でこれは消費者フェティシズムといえます。】
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登録日 2023.05.27 15:45
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