『闇を闇から』5.ショーダウン(2)アップ。
それから後、大輔ははしゃがなかった。ほどほどに愛想よくて、けれど微妙に警戒している。
きっと今頃どうやって伊吹の情報を得ようか、いつ京介を問い詰めようかとあれこれ画策しているのだろう。
「いきなり始めると思わなかったな」
呟くと、伊吹が疑問符を浮かべて振り返った。何かしましたっけ、と、まだ不思議そうな顔でそそくさ家に向かっていく大輔を見送っている。
これが芝居じゃないところが怖いところなんだよ、この人の。
くすりと思わず笑ってしまった。
「怖い」
「はい?」
「伊吹が怖い」
きっと今頃どうやって伊吹の情報を得ようか、いつ京介を問い詰めようかとあれこれ画策しているのだろう。
「いきなり始めると思わなかったな」
呟くと、伊吹が疑問符を浮かべて振り返った。何かしましたっけ、と、まだ不思議そうな顔でそそくさ家に向かっていく大輔を見送っている。
これが芝居じゃないところが怖いところなんだよ、この人の。
くすりと思わず笑ってしまった。
「怖い」
「はい?」
「伊吹が怖い」
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登録日 2017.08.05 08:56
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