『ラズーン』第二部 5.ソクーラの貴婦人(2)アップ。
「なんでボクが泣かなきゃならないんだよ?」
怒ったような口調で言い放ち、軽く下唇を噛む。その後、妙に静かな声で、
「それとも、アシャにはボクが泣くようなわけでも思いつくってわけ?」
そう言われると、思いつかない。
「…いや」
「だろ?」
肩を竦めて見せて、ユーノはにっこり笑った。
「レスを迎えに行ってくるよ。イルファもね」
引き止める間もなく、ユーノの姿は消えていた。
怒ったような口調で言い放ち、軽く下唇を噛む。その後、妙に静かな声で、
「それとも、アシャにはボクが泣くようなわけでも思いつくってわけ?」
そう言われると、思いつかない。
「…いや」
「だろ?」
肩を竦めて見せて、ユーノはにっこり笑った。
「レスを迎えに行ってくるよ。イルファもね」
引き止める間もなく、ユーノの姿は消えていた。
コメント 0件
登録日 2017.08.04 19:21
0
件
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。