あと、花王名人劇場、こう言っちゃァあれなんですが、小童（こわっぱ）の、木ッ端もんの、半端もんのわたくしなんぞが大師匠を取ッ捕まえて、身も蓋もない、それを言っちゃァおしめぇよ？それは言わぬが花子山田 神の悪フザケだよ？…というような、そんな大それたことを申し上げますが、汗、フリートークがいまいちなんですよね、枝雀師匠。急にいきなり面白くなったりしますが、なんか、支離滅裂気味というか、もしかして、分裂症…？鬱の兆候…？我々は、その後の鬱発症による？ という末期を知っているから単なる辻褄合わせの答え合わせのめぐり合わせなのかも知れませんが（※ めぐり合わせではない）、なんか三枝師匠との会話も会話になってないというか（…まぁ、三枝師匠も三枝師匠で、厄介な病をわずらっておられるようですが（※ 自伝より））、違和感を感じ、咬み合ってなくてちぐはぐな印象を受けました。どっかで読んだのですが、なんか、お芝居をやりだしてから考え過ぎておかしくなって精神に変調を来たしたんだとか…？（或る意味、ドグマグの犠牲者かも？）鬱は遺伝とか気質とからしいですし、なにがきっかけで発症するかも人それぞれみたいです。こわいですね。それはさておき、その花王名人劇場で披瀝された『雨乞い源兵衛』は、よく出来た古典落語ですよね！と、言おうとしたら、なんと新作。小佐田定雄という落語作家の作品で、『貧乏神』もこのひとの原作で、枝雀の口演あってこそなのかも知れませんが、天才かも？オチも綺麗です。地口ですが。