『闇を闇から』4.闇の中身(6)アップ。
車が止まったのは一山上り切った平地だった。本当に小さな集落だけで、後は田んぼがぽつぽつ広がっているのどかな風景だ。
こっちです、と促されて、車を降りると、旅行誌でよく見るようなこじんまりした穏やかな雰囲気の日本家屋がある。
「いきなり始めると思わなかったな」
「え?」
ぼそりと呟かれて、美並は真崎を振り返った。
「……大輔を質問責めにした」
「……しましたっけ?」
「怖い」
「はい?」
「伊吹が怖い」
こっちです、と促されて、車を降りると、旅行誌でよく見るようなこじんまりした穏やかな雰囲気の日本家屋がある。
「いきなり始めると思わなかったな」
「え?」
ぼそりと呟かれて、美並は真崎を振り返った。
「……大輔を質問責めにした」
「……しましたっけ?」
「怖い」
「はい?」
「伊吹が怖い」
コメント 0件
登録日 2017.08.01 22:56
0
件
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。