『ラズーン』第二部 5.ソクーラの貴婦人(1)アップ。
沸き起こる郷愁に軽く首を振る。
(私らしくもない)
「さすがに疲れてきた、のかな」
小さく息をつくと、
「こちらへどうぞ」
ミノが振り返りながら、部屋の片隅に掛かっていた重そうな深緑の垂れ幕を上げた。
幕の後ろには小さな潜り戸がある。首を傾げて開くと、柔らかな熱気が部屋に零れる。
「お入り下さいまし」
そこは湯浴み場だった。
(私らしくもない)
「さすがに疲れてきた、のかな」
小さく息をつくと、
「こちらへどうぞ」
ミノが振り返りながら、部屋の片隅に掛かっていた重そうな深緑の垂れ幕を上げた。
幕の後ろには小さな潜り戸がある。首を傾げて開くと、柔らかな熱気が部屋に零れる。
「お入り下さいまし」
そこは湯浴み場だった。
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登録日 2017.08.01 22:54
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