…え、こんな道を通るの？なんて、通学路を逆行して下校中の小学生の後をうろうろとついてゆくうろつき童子、今にも朽ち果てそうな民家が連なる路地裏で冒険してもいい頃、要塞のように複雑に入り組んでいるのだけれども、なんの迷いも躊躇いも衒いもなく淫獣学園 突き進む小学生たちのうしろについてうねうねと続く道なりに沿って歩いてゆく。すると、急に開けた場所に出てそこは広域公園 多目的広場であって、そこでふと思い出し、すぐ近くにいたわらいめしのシャブマニアに、治安の悪い地域で育った○○さんなら判りますよね？ほら、放課後、家を飛び出し学区を跨ぎ別の校区エリアに在る公園に行くときのスリリングさ、あれ、堪らないですよね？常に危険と隣り合わせでそれがいつ訪れるか？判ったもんじゃないしミステリアス！一寸先はデンジャラス！どんなタイミングで他校生と鉢合わせるか？いつ喧嘩になってもおかしくはないというアブストラクトな誘惑ありますよね？、そんな与太話をしながら軽くをほざき叩きながら、廃校へ突入し、元ヤン先生による「鉛黄砂」についての講義を受けるのだけれども、一番うしろの、所謂、番長席に陣取るもホワイトボードの文字がまったく見えない。そして、教室内のＢ.Ｇ.Ｍ.は校内放送なのだろうか？それとも、校舎外から聴こえて来るものなのだろうか？判然としないのだけれども、お経のような日本語ラップが聴こえて来て、俺は、不穏ラップの源流はこれだったのか！？と、妙に納得する。