世の中にいかであらじと思へどもかなはぬものは憂き身なりけり(落窪物語)
…具合が悪かったのもあるのだけれども、退院した当日、大好物だった焼き鳥を購いに、まだ歩くことが出来た頃によく連れてった焼き鳥屋さんに久しぶりに顔を出したら、…あら?久しぶりじゃない…?ッてンで、…はい!ご無沙汰しております!ちょうど今日、母親が施設から退所の許可が出てうちに帰って来たんで、お祝いに食べさせようと来させて戴きました!っつったら、不思議そうな顔をされて、…あら、そうなの?っつわれて、続けざまに、…それはそうと、で、いつも連れて歩いていたおばあさんは元気にしてるかしら?っつわれたから、…あ、いや、あれが母親です!と言下に答えたのだけれども、別に遅い時の子でもないし(井上)羊水がなんちゃらかんちゃらみたいなあれでもない、夢の中へ行ってみたいと思うけれども、あまり具体的にうちの内情を知らない近所のひとからも本人(母親)不在時、おそるおそる、…お母さん…?だよね?みたいな話しぶりからして、そのように思われていた節もあったりなんかしちゃったりしながら、これが天下無敵のまごおじ。ただそれだけの話。終わり。
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登録日 2023.02.18 16:42
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