クリスティーナ破れカブレラ

クリスティーナ破れカブレラ

私は騙され易い人間です。あなたもそのようですね。しかし、これは克服することが出来るのです。その際、教育はまったく意味がありません。私は学位を持っています。しかし、常識がなければ、学位などは無意味です。

ま、ユングだったら、この夢、如何 分析するか?知らんが、

…あら、こんなところに小劇場があっただなんて?知らなかったわ!ッてンで、一心不乱にチケットを購入して劇場内に突撃するのだけれども、…なんか、如何にも演劇人的であるよなァ?というような感じ、モノローグ的語り口調で延々と自らの演劇論をダイレクト投影させた科白を、只管、主人公を通して延々と語らせているといった按配で、察しがいい観客たちはそれにすぐ気づくと、そのまんまの勢い即座に席を立ち、俺は劇場の観客席のちょうど真ん中あたりに座っていたのだけれども、最前席の奴らは全員退席退場して、それより後ろの俺より前の席の奴らも大半が席を立ち、客席はあっという間に伽藍堂になり、そして、そのガラガラになった客席に、何故か、それまで舞台上でお芝居をしていた女優さんたちが自らの出番を終えると舞台から降りて観客席に降り立ち、観客席の片隅一角に陣取り 関係者席よろしくエリア取りしてゾーニングして占拠、今@現在の状況を嘆き哀しむことなく俯瞰して眺めてているようであった。そんな少し不思議ではんぶん不思議な光景を見ながら、また、舞台映えするというか、女優さんたちの顔貌、実際に見るとそんなにあれでもなかった。そして、今のこの状況を、一刻も早く、誰か家族に面白おかしく伝えたいと俺はわくわくが止まらなかった。何故なら、今、現在の状況が孤独であるということよりも、その状況を誰かに話すことが出来ないという状況の方が、よりつらく厳しく孤独な状況ということを現実世界に於いて身に染みて知っていたからである。



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登録日 2023.01.28 00:24

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