『闇を闇から』3.オーバーラップ(1)アップ。
入って、と美並が招かれた部屋は驚くほど何もなかった。
「さっきの玄関のところに猫があって」
「説明しなくていいから」
あ、そうそう、と思い出したように振り返る真崎に顔をしかめる。
「それより」
「ん?」
じゃあ、約束したからコーヒー淹れるね、適当に座ってて、と真崎はキッチンの方へ入っていく。足下はしっかりしているし、部屋に入ったとたん、顔色も心なしか平常に戻ったように見える。
「酔ってたんじゃなかったんですか」
「酔ってないって言ったよ?」
「……酔ってるように見えましたよ」
「さっきの玄関のところに猫があって」
「説明しなくていいから」
あ、そうそう、と思い出したように振り返る真崎に顔をしかめる。
「それより」
「ん?」
じゃあ、約束したからコーヒー淹れるね、適当に座ってて、と真崎はキッチンの方へ入っていく。足下はしっかりしているし、部屋に入ったとたん、顔色も心なしか平常に戻ったように見える。
「酔ってたんじゃなかったんですか」
「酔ってないって言ったよ?」
「……酔ってるように見えましたよ」
コメント 0件
登録日 2017.07.22 21:45
0
件
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。