『ものぐさ降魔士奇譚 第３章 もうひとつの盟約』が、この度完結いたしました。ここまでご覧下さった皆様、本当にありがとうございます。

このお話(主人公に新しい式神ができるという展開)は2章の構想を練る前から考えておりまして、絶対書きたかったものでした。それがこうしてちゃんと形にできたことに心底安堵し、感慨もひとしおです。
詳細未公開だった生徒会メンバーの能力が書けたのも、あ、あと、響と玲子のお互いの呼び方のくだりも書けて嬉しいかったです。
書きたいと思っていたものをもりもり詰め込んだので、けっこうなボリュームになってしまいました。それでも上手くまとめられたのではないかと手前味噌ではありますが満足しております。

それから、作中は梅雨真っ只中ということで、雨の描写に力を入れました。これまで雨描写を書いたことがなかったので、いい経験になりました。個人的なお気に入りポイントのひとつです。

そして、今回は『呪い』をテーマにしております。日本でも古来より馴染み深い呪い。人や霊の類が精神的、または霊的な手段で対象に災厄や不幸をもたらす行為──「丑の刻参り」などが日本では代表的な例ですね。
自分で書いていて怖くなったので、誰かに呪われないよう、真っ当に生きていきたいと心底思いました。

響に新しい仲間が加わり、これからますます賑やかになっていくことでしょう。戦力を手に入れた主人公の苦労は、果たして減るのでしょうか。減らないだろうなぁ、今後もなんだかんだでボロボロになるんだろうなぁ……南無三。

まだまだ語りたりませんが、文字数が尽きそうなのでこの辺で。

ものぐさ３章、いかがでしたでしょうか。ぜひぜひご感想をお聞かせください。……いやほんとに聞きたいです。たった一言だけでも構いません。感想は書かない派、または書いたことがないという方も、このものぐさ降魔士奇譚に初コメを捧げてみませんか……？ (土下座)

さておき、お次は4章になるわけですが、一応この4章で一区切りのつもりです。ストーリー自体はまだまだまだまだ続きますが、よく見る「○○編完結」みたいなノリです。その○○の部分は考えついておりません。いい案がありましたら是非ください(他人任せ)。

今後の展開に関しましては、また別途お知らせいたします。次も楽しみにしていただけましたら幸いでございます。

それではまた。