創世樹　第114話　養父と養子　本日朝6:00に更新しました！！

　エリーと共に生きてきて、彼女を手元から離されたことで苦悩に陥るガイ。艱難辛苦を経て、崩壊しそうな彼の心をエリー以外に今一度立ち直らせてくれたものは……。

　ガイ、やっぱりエリーがいないとつくづく駄目なんですね。作者自身が書いていてそんな彼の脆さと依存……同時に、エリーさえいればどんな艱難辛苦をも越えてこられたのだなあと思います。ガイの……かつての養子の為に、元院長も立ちます。

　ガイみたいなか弱き者や愛する者を命懸けで守り、それ以外の事には無骨で不器用。そんな男性像は昔気質となりつつあり、あまり現代では流行らないオトン気質なものかもしれないですね。

　でも、どんなに時代が移り変わっていっても、案外ガイのような責任感と愛の為に生きる男性は必要だし、結構現代でもいると思うんですよね。大黒柱的な我慢強い男性像。

　現代では女装少年とか男の娘とか女性らしさに憧れる男性がトレンドの最先端を行っていますが（つーか作者自身も結構好きだったりするのですが）、どんなに時代がうつろい、オトコを決定づけるＹ染色体が砕け散ろうとも、形を変えてガイのような強さを持った人が消えないで欲しいですね。