映画に対する情熱はまぁいいのですが、ふたりとも、語彙が豊穣過ぎて（笑）、逆に話が入って来ないような気も致します。そして、内田百鬼園先生の『サラサーテの盤』だけを下敷きにせず、『旅順 入城式』だとか『山高帽子』だとかの名短篇をパッチワークみたいにしてつなぎあわせていたというのは知りませんでした。ずうっと以前に観ているのですが、そのときはまだたしか、百鬼園文学と出合っていなかったので。また、ピストルオペラという映画があるのですが、永瀬（正敏）兄ィ目当てでその映画の舞台挨拶に行き、鈴木清順もちゃんとそこにいました。そして、今、改めて考えると、何故、あの映画に江角マキコを起用したのか？謎であります。そんでもって、冒頭でジュリーがいきなり殺されるのですが、それもよく判りません。それから、この語っているふたりが何者なのか？よく判らないのですが、ひとりは、ファッではなくサンキューたつおさんの相方で米粒写経のひとらしいです。そして、このふたりの話を聴いて思わず、ツィゴィネルワイゼンをまた観たくなりました！観れずにはいられなくなりました！そんで、実際に、今、観ております！東雲散歩で歩きながら聴いてうちに帰って来て、早速、観始めた次第であります。ＵＮＥＸＴになんとかありました。原田芳雄ちゃんは、やっぱり、名優です。サブスク、こーゆーよーな使い方が出来るのはなかなかうれしいですね。あと、最近の映画に拒絶反応を示してあんまり観ていないからだけなのかも知れませんが、改めて、これから鈴木清順のような作家はもう現れないだろうし、芳雄ちゃんみたいな役者も今後、現れないだろうな？と、思いました。それから、大谷直子さんという女優さんも凄いですね。天城越えのときも凄いな？と思ったのですが。また、藤田敏八が凄い！凄い！と、絶賛していたのですが、わたくし、あんまり出演作を観たことがありません！！！！！