クリスティーナ破れカブレラ

クリスティーナ破れカブレラ

私は騙され易い人間です。あなたもそのようですね。しかし、これは克服することが出来るのです。その際、教育はまったく意味がありません。私は学位を持っています。しかし、常識がなければ、学位などは無意味です。

暗黒名画座;日記

あとまさか、萬屋錦之助が落語の芝浜を演っているだなんて夢にも思っていなかったのですが、ということで『江戸ッ子繁昌記』を、現在、観ております。一応、UNEXTにありました。如何やら、ストーリーに八五郎出世も織り混ぜているもようであります。しかし、哀しい結末に改変しております。…あと、いや、萬屋錦之助ではなく、萬屋になる前、中村錦之助を名乗っていた時代の作品みたいなんですが、鬼平で魅せたシリアス一辺倒のお芝居ではなく、コメディアンも裸足のファニーな錦ちゃんの姿を拝むことが出来、錦ちゃんのどこまでやるの?状態(若しくは、錦ちゃんのドーンとやってみよう!状況)で、めちゃくちゃ面白いんですが、既に鑑賞済みでしょうか?また、居島さんの芸談というか、落語界に対して牙を剥き苦言を呈し、一言、二言、倭建命(ヤマトタケルノミコト)過激に異義申し立てている、歯に衣着せない喋りだしたら止まらないマシンガントークもこの回の暗黒名画座では見逃せません。落語が元ネタとなっている映画と言えば、なんと言っても川島雄三の『幕末太陽傳』が有名ですが、勿論、観ておりますが、わたくしフランキー堺さんがひどく苦手であり、それに、鬼平で錦之助に対する耐性が養われていたこともあってめちゃくちゃ面白いです、江戸っ子繁昌記。それにしても、こんな知られざる?名作時代劇を教えてもらったことに感謝!感激!雨!雛あられ!神様!仏様!米粒写経様々であります!それから、ケチョンケチョンに貶(けな)して貶(おとし)めてボロカスに扱き下ろしている、裸ではなくちゃんと羽織を羽織った『羽織の大将』も少しだけ気になります。こちらもフランキー堺さん主演で、落語についての話らしいです。またあと、熊井Kのことも糞味噌にDisってい罵倒(観音)しているあたり、思想的にはガチのライトウィングみたいですね。傷痍軍人ネタをやるくらいだから当たり前田のクラッカーでしょうか。別に肯定も否定もしませんが。それからまたあと、よっぽどあれでない限りわりとタブー視されがちなネタについてもバッサバッサ サマンサタバサと斬り込む斬り込み隊長であり、平気でいろいろと虚仮にしたり茶化しまくったりしてまったく物怖じもせず。まさにこわいもんなしのもようであります。最後の無頼派芸人かも知れません。居島教に入信するこころの準備はととのえております。あ、いや、冗談であります。


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登録日 2022.11.23 16:48

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