ジェニー・シュピールって?②(あらすじ−2)

 森羅が研究施設から去ったあと、星宮冥美はCipherのトップである所長の仁科(にしな)に呼び出され森羅を連れ戻すように命令されます。「1週間以内に連れ戻せ」その一言は彼女にとって「1週間以内に連れ戻す事が出来なければお前を殺す」と言う死刑宣告のようなものでした。
 一方、車に乗った森羅はとある場所へと向かっていました。それは森羅や刻刀賢護が住処としている家でした。向かう途中、車を運転している女性と話した森羅。刻刀によると彼女は新掟椿姫(しんじょうつばき)といって、弁護士として働いているらしく、刻刀と同じく森羅の仲間であるらしいのです。
 家へと着いた一行でしたが森羅と刻刀は暫く外で2人きりで話をしていました。家のある場所は森の中で空気がとても綺麗でした。2人が外で話しているのを遠くから見ていた新掟でしたがふと森の中から森羅と刻刀を監視している視線を感じます。何事も無く2人を家の中ヘ避難させる事は出来ましたが、あの視線は何だったのでしょうか?【Episode2−1より】

 
 家の中を一通り散策した後、森羅は夕食の買い出しの為、街へと出掛けました。6月にしては肌寒い夜でした。森羅は1人の星に詳しい男性に出会いました。そして2人で星を眺めながら少し話してみたのですが、森羅は何とも言えない不思議な気持ちがしました。男性と別れたあとに刻刀から「動かずにそこで待っていろ」との電話が来たので、森羅は近くにあったカフェで休む事にしました。そこで森羅は強盗事件に巻き込まれます。カフェの店員を人質にとった強盗は拳銃を所持しており、下手な行動をとればいつ何があってもおかしくない状況でした。そんな中1人の男性が店の外へと出ようとし、強盗を興奮状態にさせてしまいます。すると森羅は立ち上り強盗の元へと近づくと強盗に催眠をかけ眠りにつかせてしまいます。これが森羅珮杜のopusである『hypnosis』です。一見落着のように思われましたが久しぶりに使ったopusの為森羅も体力を消耗し倒れてしまいました。

 その頃研究施設で掃除をしていた星宮冥美の元へ、先程森羅と星を眺めていた男性がやって来ました。その男性の正体はCipherのリーダー、万象博人(ばんしょうひろと)でした。【Episode2−2】
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登録日 2022.10.29 17:22

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