行き過ぎた暗記教育を行っているこの国において、前回の三つを熟慮できる子供は、テストの点数的に不利と言えます。「そんな無意味なことに時間を割くな、とにかく暗記しろ」が、受験産業に携わっている人達の本音なのでしょう。

　人の本質、とは何なのでしょうか。それこそまさしく人それぞれでしょうが、「人の本質は心」と私は考えています。心が変われば同じ環境でも異なる結果になる事からも、心を人の本質と捉えることは、間違っていないと私は思います。では、考えてください。

　自分で考える必要もなく、長期的な運動も必要としない、机にかじりついて暗記さえしていれば良い暗記教育は、人の本質である心を育てるでしょうか？

　心と体が急速に育つ成長期に、心も体も成長させなかった学歴エリートを多数輩出する事は、人類を後退させようとするネガティブ勢力にとって、都合が良いのではないでしょうか？

　続きは次回に。